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カメラを持って東京と日本各地と世界を行くエディターのフォトログ

「うつくしいふくしま」を歌う〜ピースボート乗船記

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荒れる大西洋


 

2019年4月20日から8月1日まで、横浜港を出港し世界一周して戻ってくる「第101回ピースボート」に乗船しています。その日々の記録を残していきます。

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2019年6月3日(月)、日の出06:31、日の入21:35 39°26′N 046°18′W 22℃ 大西洋

朝から頭痛がひどい。昨夕、「スターライト」でピアノとバイオリンのコンサートがあったのでその時にコロナを1本飲んだ。その後、ディナーにサービスで白ワインが1杯ついてきた。夜に「カサブランカ」で赤ワインを1杯。その時ご一緒した方のウイスキーを水割りで1杯。

通常、地上ではこれくらいの量では二日酔いをするはずがないが、船に乗ってからというもの、少しでもお酒を飲んだら翌日にかなり響くということが続いている。船という環境のせいか、体質の変化か、あるいはもともとそういう体質だったのが際立ってきたせいか。ちなみに私の母はお酒が一滴も飲めない。

11:30、なんとか力を振り絞って女声合唱に出かける。今日は「紅葉」を二声で練習した。以前、ゴスペルクワイヤーに所属していたときはソプラノだったが、今回はアルトを選ぶ。年を取ると、声も低くなってくることを自覚している。クワイヤーに所属していた時のアルトメンバーが皆、個性的な女性ばかりだったことを思い出し、ひとりでクスリと笑ってみる。私が今、アルトを歌っているというとみんな、何というだろうか。

講師の田野先生は福島県郡山市の方だ。楽都と呼ばれるほど音楽の盛んな市である。先生から「うつくしいふくしま」という歌を皆で歌ってくれないかと提案を受け、楽譜を受け取る。楽譜をなぞりながら皆で歌う。マイナーのメロディーがとても心に響き、涙してしまう。音楽の力はいつも偉大だ。

女声合唱は自主企画であるため、数名で今後の場所取りのお手伝いを買って出ることにした。話しているうち、ふと思いだした。私のiPhoneのメモに「田野様ご夫妻」と書いてある。昨年、横浜港でオーシャンドリーム号の見学会があったときに、同じテーブルに着いていた方ではないか? 聞いてみると、まさにそうだというではないか! 「主人とずっと、1100人もいるんだからあの時の方は見つけられないかもねえ、と話していたのよ」とおっしゃる。ふたたびのご縁があったことを喜び合う。

リージェンシーに昼食を取りに行くもあまり食欲がないので、なんとか押し込むという感じになる。その後はますます頭痛と悪寒がひどくなり、結局はずっと部屋で横になっていた。夕食は売店で買ったコーンスープ1杯がやっとだ。

「うつくしいふくしま」のメロディーを頭に繰り返しながらそのまま就寝する。夜中からますます海が荒れて揺れがひどくなってきた。