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カメラを持って東京と日本各地と世界を行くエディターのフォトログ

寄港地では1人に限る〜ピースボート乗船記

 

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イオニア海

2019年4月20日から8月1日まで、横浜港を出港し世界一周して戻ってくる「第101回ピースボート」に乗船しています。その日々の記録を残していきます。

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2019年5月22日(火)、日の出05:20、日の入19:53 36°44′N 019°45′E 23℃ イオニア海

朝から荒天。時折、波がドスンドスンと船体にぶつかる衝撃がある。外のデッキに出ることができないせいか、毎日、午前中に作業している公共スペースの空き椅子がない。仕方なく部屋に戻って記録をつけていると、変わらず同室者の体調が悪いようだ。昨夜もずっと咳をしていた。今日は医務室に行くというので少しほっとする(彼女の体調が悪いのも心配だが、私に病気が移らないかも心配なのだ)。

記録をつけ終わって昼食。このところ、ボリュームと油ものと炭水化物を控えめにしているので身体的な調子はいい。ただ、ベッドの上で膝に乗せて書き物をすることが多いせいか、首と肩に縮こまったような鈍い痛みがある。

昨日5月21日は国連が定める「対話と発展のための文化多様性の日」だったそうだ。そのため、船内ではさまざまな多様性についてのイベントが行われている。多様な言語、世界のダンスなど興味のあるものはあったが、昨日までの疲れが出たのか、午後から急に眠くなり、出席はしないことにする。

100分2100円の衛星インターネットカードを使い、道を外れた亀のように遅い回線を繋いで手早く日本のニュースを繋ぐ。回線を切ってそれらを見ていても、何か遠い世界の出来事のように感じてリアリティがない。

いつの間にか眠っていた。

今回、出発までにまったく時間がなかったせいもあるが、もともと寄港地には特に興味も期待もなかったため何も調べてきていない(興味があったのは104日間、日本を離れて船旅をするという体験そのもの)。どの寄港地に着岸するのかもあまり把握していないし、ガイドブックを読んだり持参したりもしていない。そのことに船内で幾人かの人に驚かれた。

もともと、旅先で何をするかを決めて出かけるタイプではない。行かなくてはわからないこともあるし、手に入らない情報もある。行った時に初めて翌日何をするかを決めることにしているのだが、今回もその方針なのだ。

日が経つにつれて、寄港地では仲の良くなった人たちと誘い合わせて自由行動をすることが増えてくる。私も一緒にとたまに誘われるが、やはり複数で行動するとどうしても制限が出るので、1人行動を選ぶことになる。

その時に気になった場所に行きたいし、気に入る場所が見つかったら心ゆくまでゆっくり過ごしたい。写真を撮ることを楽しみにしているので、思うままに足を止めてシャッターを切りたいという思いもある。

寄港は基本的に1日か長くても2日。1日の場合は自由時間が12時間以下のこともあるので、他人の気を遣っている時間はやはり惜しい。

明日はイタリア・シチリアの港町であるカタニアに寄港する。