EDIT THE WORLD

カメラを持って東京と日本各地と世界を行くエディターのフォトログ

海賊対策が始まった〜ピースボート乗船記

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これからの航路

2019年4月20日から8月1日まで、横浜港を出港し世界一周して戻ってくる「第101回ピースボート」に乗船しています。その日々の記録を残していきます。

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2019年5月09日(木)、日の出04:33、日の入17:28 アラビア海

凪いだ海面を船はスルスルと走る。ジリジリと1時間ずつ開いていった日本との時差はすでに6時間。体感的にはもうだいぶ違ってきているはずだ。

午後に「航路と航海の雑学」と題するプログラムを聞きに出かける。先日、船体の動揺について「ピッチング」(前後揺れ)、「ローリング」(左右揺れ)については英和辞書を見て理解したと書いたが、ほかにも「パンティング」(波の衝撃が船首部を強く叩く)、「スラミング」(波の衝撃が船尾部を強く叩く)といった言葉もあるそうだ。

ほかにも「ヨーイング」(艦首部が左右に横揺れ)、「ツイスティング」(波による船体のねじれ)などもある。どの世界もそうだけど、専門用語っておもしろいな。

明日は08:00頃、オマーン沖の「ポイントC」と呼ばれる地点で海上自衛隊の護衛艦「あさぎり」と合流。コンボイフォーメーションを組んで、紅海のバブエルマンデブ海峡付近の「ポイントA」まで護衛を受けることになる。

この紅海、アフリカプレートとアラビアプレートの裂け目に海水がたまってできたもので、長さは約1900km、最大幅はわずか300km。最小幅なのはバブエルマンデブ海峡で約26km、深さはなんと2000mを越える。紅海という名の由来は、ラン藻類が繁殖し、海が赤く見えるところから。川の流入がないため、塩分濃度が非常に高く、透明度が高い。初めてなので航行するのが楽しみだ。

日没後、いよいよすべての窓にカーテンが引かれ目張りがされた。日没後はもちろんのこと、明け方どんなに明るくなっても太陽が昇るまではデッキに出てはいけないと念を押される。海賊って、コミック作品のモチーフにされるだけじゃなく、実際に今も存在するリアルな脅威なのだ。目張りがされた船内はなぜか窮屈だ。

いつも早寝の同室者の方が今日は19時半に寝てしまう。風邪気味らしい。PC画面が明るくてつらいといわれたのでMacをもって8Fの公共エリアへ。目が冴えて24時過ぎまで眠れず、ようやく就寝した。