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カメラを持って東京と日本各地と世界を行くエディターのフォトログ

気管支炎になりかける〜ピースボート乗船記

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船医のクーエンロック先生

2019年4月20日から8月1日まで、横浜港を出港し世界一周して戻ってくる「第101回ピースボート」に乗船しています。その日々の記録を残していきます。

***

2019年5月5日(日)、日の出06:04、日の入18:37 ベンガル湾

2晩前から、喉が痛い。疲労がまず喉の痛みとなって出るタイプなので、いよいよ船の生活への緊張感が解けてきて、身体が疲れを自覚し始めたかと思う。ふだんならこのままうがいでもして放っておくのだが、同室者もいるし船内というクローズドな空間で何か病気をしていると迷惑をかけることになると思ったのと、船の診療室とはどういうところだろうという好奇心が勝り、朝一番に出かけることにした。

診療は09:30から始まる。10分前に着くと、先客がいた。60代くらいの男性。風邪を引いたようだという。時間ぴったりに診療室のドアが開く。普通の病院の待合室となんら変わらない。出すのが、保険証ではなく船のIDカードであるという点を除けば。

クーエンロックというのは名なのか名字なのか。おそらく名字なんだろうな、どこの国のご出身かなと思いながら医師に症状を説明する。お互い、日本語で話すのが通じにくいので途中から英語に切り替える。のだが、私の頭はフランス語を探り出してしまう。

J'ai mal à la gorge. 

ジェ、マルアラゴルジュ。仏語仏文科の大学生の頃にフランスに短期間滞在した時に薬局に行く必要が生じ、まる暗記してずっと頭の中に残っているフレーズ。ということは、私は数十年前の女子大生だった頃も喉を痛めやすかったということだ。
扁桃腺が腫れていると思っていたのだが、痛めていたのは気管支の入り口付近ということだった。

「あまりしゃべらないようにね、カラオケは禁止」と先生は笑う。そうなのだ、この船にはカラオケボックスこそないが、1杯頼むと歌が歌える「カサブランカ」という大きめのバーがある。夜にその前を通りかかると、それこそさまざまな世代の曲をがなり立てている声が漏れ聞こえてくる。いつか行ってみるか。

かかった費用は以下。

・First Medical Examination(初診料) ¥4,000
・Zithromac 250mg×6 ¥3,840
・Isodine 30ml ¥420
・PL Granule 1g×15 ¥225

合計8,485円なり。

この旅はキューバのハバナに入港する。知らなかったのだが、キューバに入国するすべての外国人はキューバにおいて承認されている保険への加入が義務づけられている。そこで、推薦のあった「損保ジャパン日本興亜・海外旅行総合保険」に加入していた。その保険では1万円以内は免責なのだそうだ。つまり、私の喉の痛みに対してかかった8,485円をこの保険ではカバーできない。

加入している社会保険によっては帰国後、手続きをすればいくらかは戻ってくるらしいのだが、私の入っている出版健康保険は果たして海外の通院に対して対応してくれるのだろうか。

PL顆粒が効いて1日中うとうとしている。今日は24時になると1時間の時差調整が入る時差調整日だ。