EDIT THE WORLD

カメラを持って東京と日本各地と世界を行くエディターのフォトログ

雪国観光圏・新潟への旅#01 雪晒しと本塩沢〜和服を巡る2つの物語

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これから3日間、越後湯沢へ!春めいてきた東京を離れ、しばし雪国へ出かけて参ります。

実は大変失礼ながら、越後湯沢は私にとって、北陸新幹線ができるまでの富山や金沢へ行く途中の乗換駅という認識しかありませんでした。いったいどんなところなのだろう、とワクワクしながら電車を降ります。

 

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まずは、雪の上に麻の反物を晒して染み抜きをする作業、雪晒しの見学へ。

 

雪晒しとは、全国でも新潟県の魚沼市、小千谷市周辺で2軒しかやっていらっしゃらない伝統的な作業。ここに遠くは八重山上布など、全国から麻の反物が集まってきますが、ユネスコの無形文化遺産にもなっている越後上布の場合は「越後上布の里帰り」というのだそうです。


雪の上に、ほどいた反物をふわりと置いていく作業は、なんとも幻想的な光景で、素敵!

 

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ひとつまたひとつ広げて雪晒し 美樹

 

次は、南魚沼市の酒井織物さんで「本塩沢」が織られるところを見せていただきました。

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本塩沢は、塩沢紬とともに塩沢産地の代表的な織物のこと。

 

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繭はこれくらいの大きさ。振るとカラカラとお蚕さまの音がしました。

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この糸がこの反物に…と、丁寧な説明を受けました。

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これは夏塩沢。この上品な透け具合にうっとり…。

髪の毛よりも細い繭糸が、撚られて炊かれて染められて、最後に織られて素晴らしく美しい織物になっていく…すべての工程が人の手による作業。織物はただの製品ではなく、人が何人もかかわってつくっている工芸品なのだということがよくわかりました。

 

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丁寧に丁寧に織られる反物を見ていると、きっといつか本塩沢の着物を着てみたい!と、夢がふくらむのでした。