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カメラを持って東京と日本各地と世界を行くエディターのフォトログ

熊本への帰省#04 ご縁があったらまた会いましょう。

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「ご縁があったらまた会いましょう」と、この帰省の最中、何度もいわれた。

 

阿蘇・大観望で会った、名古屋から来た家族。震災後なのに失礼かもしれないと思って今、熊本に来てみて、自分の目で現実を見て、優しく心温かい人々に出会ってよかった。ここでもあなたに話しかけてみてよかったわ。ありがとう。ご縁があったらまたお会いしましょう。

 

阿蘇の温泉宿で日帰り温泉に入りに来ていたご婦人。私の家は大津なの。一部損壊よ。でも、くよくよしてたって仕方ないじゃない。温泉に入って、気持ちよくって、そして明日もがんばろう、って思うしかないわよね。あなたもいいお湯を、ご縁があったらまた会いましょう。

 

宿から阿蘇神社までタクシーに乗せてくれた70代の運転手さん。本震の日に、孫娘が立野を崩落10分前に車で走って帰ってきてたんだよね。命って、あるかないかギリギリのところにあるんだね。それがわかったよ。実は私、今日は非番なんだけど、阿蘇に来てくれる人のために車走らせたいじゃない。命があるんだもの。ご縁だもの。あ、ここを曲がると阿蘇神社だよ。気をつけて行ってらっしゃい。ご縁があったらまた会いましょう。

 

運転手さんは、私の姿が見えなくなるまで手を振ってくれた。   

 

偶然のタイミングと、保たれている命と。すべての出会いは奇跡のようなご縁のできごとなんだな、と思った。旅先だけでなく、それは、日々の退屈に思える生活でも、きっとそうなんだろう。

 

私も、生きていこう。