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EDIT THE WORLD

カメラを持って東京と日本各地と世界を行くエディターのフォトログ

幸福の材料とは〜3月20日は国連「国際幸福デー」。

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今日、3月20日が、国連の定めた「国際幸福デー」ということを知っている人はまだまだ少ないと思う。

 

それもそのはず、この日は2012年6月に採択され、2013年から実施されているまだ歴史の浅い記念日だからだ。国民総幸福量を国民総生産よりも重要とするブータンの提唱により実現したという。

 

www.unic.or.jp

 

幸福って、なんだろう。

どうやったら、幸福になれるんだろう。

 

思えば、ずっとそんなことを考えてきた気がする。書棚にはアランの『幸福論』や、ショーペンハウエルの『幸福について』などの書籍も並んでいる。だけど、答えにはたどりつかなかった。

 

そんなある日、ポジティブ心理学、そして幸福学とよばれる学問に出会った。きっかけは、かかりつけのカウンセラーのひとことだった。

 

「先生、私、なかなか自分の心がコントロールできない気がします。思えば学生時代に、心理学を学びたいと思ったこともあったのだけれど、結局、勉強する機会がなかった。今からでも勉強してみようかな」

 

という私に、彼女はこう言ったのだ。

 

「あなたに向いているのは、私達のような臨床心理学ではなく、ポジティブ心理学(幸福学)だと思います。まだ新しい学問だけど、調べてみる価値はあると思いますよ」

 

それから、ポジティブ心理学、そして幸福学とよばれる一連の学問を、コツコツと独学している最中だ。さまざまな知見が、自分の中にたくわえられつつある。

 

カナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学心理学部准教授のエリザベス・ダン博士によると、幸福には3つの「材料」が必要だという。

 

それは、まず「人との交わり」「親切」で、この2つはなんとなく想像がついていたことでもあるのだが、3つめは意外だった。「ここにいること」なのだそうだ。

 

ハッとした。以前、禅僧に話を伺ったときにも「私たちが生きているのは過去でも未来でもなく今、ここである」と教わった。瞑想は、それを意識的に感じる手段でもある。

 

そういえば、私がたしなんでもう20年になる俳句も「今、ここ、我」を詠むもの、とされている。今という瞬間をしっかり目を見開いて観察し、感じないと、俳句はつくれない。作句も、幸福を感じるための方法のひとつを知らず知らずのうちに身につける役に立っていたようだ。

 

つい、泳いでいきがちになる心をしっかりと「今」に据えることが幸福の鍵のひとつ。もっと意識的に「今」を感じる生活をしよう、と思った。

 

幸福学については、もっともっと学び深めていこうと思っている。

 

国際幸福デー。あなたにとっての幸福とは、なんですか?