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EDIT THE WORLD

カメラを持って東京と日本各地と世界を行くエディターのフォトログ

世界を変える方法。

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他人は決して変えられないから、自分を変えて世界を変えるしかない。


と、その人は言った。

 

そうだね、世界はままならぬことで満ちている。だから、時にとても苦しくてたまらなくなる。けれど、どんなことをしたって、決して人は変えられない。だからまたつらくなってしまう。そのスパイラル。

 

ならば、どう自分を変えればいいの? と聞きたかったけれど、私はチャットのキーを叩くのをやめた。少しは自分で考えてみよう。

 

ひとりで旅に出て、もうたぶん二度と来ることのない街にいて、適当に見つけた食堂で食べたりビールを飲んだりしていると、なぜ自分は今ここにいるんだろう、と、たまらなく孤独を感じ、そして、自分はどうやったって自分でしかないんだ、次の一歩をどこに向かって踏み出すかを決めるのは自分なんだ、という当たり前の事実に気がつく。

 

ふだんの生活で肥大化した自分のイメージが、ぴたりと自分の身体の形に収まる感覚。生身でむきだしの自分がそのままで世界に放り出されているんだという自覚。

とても痛い。けれど心地よい。

 

若い頃に、こんな旅を多くしておいてよかった、と思う。いつでもこの時の感覚に戻れるから。

  

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その時の自分に戻って考えてみる。

 

さあ、生身の私が持っているものはなんだ。明日、歩き出すために手にしているものはなんだ。

すると、とても多くのものを手にしていることに気がつくのだ。それは友人達であり、必要とされている場であり、目の前の仕事であり、希望であり。

 

数日後、なんだかわかったような気がする、とメッセージを送ってみた。ほどなくして、こんな返事が来る。

 

今ある豊かさを受けいれる、ってことが幸せなんじゃないかな。

 

そうだよね。たぶん、私、わかってたと思う。

 

わかっているはずのことを結局はいつも忘れて、また思い出す。この繰り返し。でもそれが、愛しき我が人生、ってことなのかもしれない。

 

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