読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

EDIT THE WORLD

カメラを持って東京と日本各地と世界を行くエディターのフォトログ

Wölffer Kitchen ウォルファー・キッチン〜ロングアイランドのワイナリーがひらいたカジュアルな社交場

ニューヨーク ワイン レストラン 海外旅行

f:id:honey0202:20150719091227j:plain

ニューヨーク、ロングアイランド、イースト・ハンプトン。

 

高級避暑地として知られるこの地で地元の人やセレブリティに「マイ・ワイナリー」とよばれ愛されているウォルファー・エステート。その血統を継ぐ娘のジョーイ・ウォルファーが、ハンプトンの少し北、これもまた高級避暑地であるサッグ・ハーバーにレストランを開業準備中、との噂はこのところニューヨークのかっこうの話題で、今週のニューヨーク・タイムスにも「今年の一番の話題のひとつになることは間違いない」と書かれていた。

 

なんてったって、ニューヨークのワイナリーで、本格的なレストランを開業したのはウォルファーが初めてだというんだから。

 

f:id:honey0202:20150719164630j:plain

 

ご縁あって昨年このワイナリーを訪れ、そのワインと存在感に惚れ込み、私の中ではニューヨークワインの象徴となったウォルファー・エステート。ワイナリーの娘でありながら、トラックで移動セレクトショップをひらいているジョーイと話すことができたのも、心に残る出来事だった。

 

f:id:honey0202:20150719165222j:plain

 

※その時私の書いた記事はこちらに。

 

今回、ラッキーにも、いつ開業か、いつなのか…といわれていたそのレストラン、ウォルファー・キッチンの開店初日の初めてのお客になってきた。17時の開店に合わせて店に行くと「申し訳ない、初日だから30分開店が遅れるんだ。少し待っててくれる?」とマネジャーのヴク。この頃のニューヨークの日暮れは20時半くらい。まだまだ日が傾いた気もしない。小さなショップやレストランが並ぶこぎれいな街並みをしばらく歩いてみることにした。

 

ハーバーと名のつくとおり、この街は小さな港町で、人口はわずか2000人ほど。ロングアイランドの北側、ノース・フォークへ移動するための近道であるシェルター・アイランドに渡るためのフェリーが発着している。

 

f:id:honey0202:20150719173445j:plain

 

17時半になった。ドアは開け放たれていた。

 

「Welcome、待ってたよ。君たちがオフィシャルには初めての客だ」。

 

 バーカウンター、クロスをひかないテーブル、オープンエア、ほどよいカジュアル感のある選びぬかれた料理、そしてもちろん、ウォルファー・エステートのワイン(なかにはオンタップも!)。

 

f:id:honey0202:20150719172449j:plain

f:id:honey0202:20150719165347j:plain

f:id:honey0202:20150719165446j:plain

f:id:honey0202:20150719165949j:plain

 

ギンガムチェックのシャツにデニムのエプロン、ストラップはなめし革。カジュアルさの中にもちょっとしたセンスのあるスタッフユニフォーム。こちらも妙にフォーマルで来なくてよかった、と思う。

 

f:id:honey0202:20150719172844j:plain


ウォルファーのシグネチャーともいえるドライなロゼを飲んで前菜をつまんでいると、ジョーイと夫のマークが立ち寄ってくれるといううれしい出来事も。来週には出産なのよ、と大きなお腹を抱えていた。

センスのいい着こなしの地元客は、老若男女さまざま。気楽な調子でさっと寄ってさっと帰ってゆく。彼らがつくるなんとも心地よい雰囲気の中、暮れゆく街を眺めてワインをおかわりしつつ、ゆっくり、たっぷり楽しんできた。

 

f:id:honey0202:20150719170331j:plain

f:id:honey0202:20150719172958j:plain

 

ニューヨークに、またひとつ、通いたい店ができた。マンハッタンからは電車で2時間半と、ちょっと遠いけれどね。