EDIT THE WORLD

カメラを持って東京と日本各地と世界を行くエディターのフォトログ

コロンビア・カルタヘナ〜ピースボート乗船記

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カルタヘナの旧市街

2019年4月20日から8月1日まで、横浜港を出港し世界一周して戻ってくる「第101回ピースボート」に乗船しています。その日々の記録を残していきます。

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2019年6月17日(日)、日の出05:41、日の入18:25 10°24′N 075°32′W 32℃ コロンビア・カルタヘナ

07:00、カルタヘナに着岸。港がPort Oasis Eco Parkという鳥類と動物の保護施設に接している。通路もこの動物園の中にある。鳥や猿、オオアリクイなどが文字通り放し飼いされているのだ。鳥の鳴き声を聞き、孔雀の跋扈に驚き、小猿に飛びかかられながら港の出口へ歩く。

旧市街まで行くタクシーは片道25米ドルから、と案内されていて、たった4〜5kmの移動にそんなに取られるのか、と思う。交渉の末、3名で各10米ドルということにまとまる。

ドライバーは、必要ない、と何度言っても市内観光や帰りの迎えを提案してくる。初めての国、車窓を眺めていたかったが、ほかの2人が英語ができないのでこのドライバーとのやり取りを何度も何度もしているうちに旧市街に到着。

佐賀からいらっしゃっている、ピースボート乗船2度目の男性と2人で歩くことにする。サン・ペドロ・クラベール寺院、カテドラルなどを見ながらぐるぐる歩き回る。「アグア、アグア」と叫びながら歩く男が多い。水売りだ。

色の多い街だ、と思う。建築群の壁、民芸品、人々の服からお土産品に至るまで、黄、緑、赤、オレンジ、ピンクなど、明るい色であふれているのだ。

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カラフルな色にあふれる土産物店

民族衣装を着て頭の上に果物籠を乗せている女性があちこちに歩いているが、写真を撮るにはチップが必要なのだそうだ。声をかけてくる物売り男はほとんどがパナマ帽を売っている。そうだ、ここは南米なのだと改めて思い出す。

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TERRITORIOのスタッフ

TERRITORIOというブティックを見つけて入ってみた。ショーウィンドウに飾られていたパナマ帽が目を引いたのだ。バッグとハットとアクセサリーのオリジナルブティックらしい。私の頭のサイズは「5」。いくつか試したのち、ショーウィンドウにあったものを購入することにする。24万コロンビアペソ、ということは86〜87米ドルくらいか。悪くない。

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購入したパナマ帽

大きな紙袋を抱えたままサン・フェリペ要塞まで歩いて行くことにする。旧市街から徒歩15分ほどかかった。入場料は10米ドル。要塞は高く堅牢で、眺めはよかったが暑かった。頭が割れるのではないかというほどの暑さと照り返し。

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サン・フェリペ要塞

要塞から旧市街へ戻る途中のビストロで昼食にする。2皿のプリフィクスで6.5米ドル。CLUB COLOMBIAというコロンビア産のビールを頼む。よく冷えていて、軽く、美味だ。店内もほどよく冷えている。

私が選んだのはキャロットスープと、ズッキーニのパスタ。なかなかの美味だった。ビールは2本目に突入。

我々以外に客もおらず、静かな店内で、店員もほとんどこちらに余計なことを言ってこないのでここでしばし涼んで身体を休めることができた。

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コロンビア産ビール

旧市街へ戻り、チョコレートを買い、タクシーと交渉し(今回は1人5米ドルで収まった)、船へ戻る。動物園では朝と同じく、オウムやクジャクが我が物顔で歩き回っている。鳥のけたたましい鳴き声をじっと聞いていると、なんともいえない感傷がよぎる。ずっと昔、私はこういう声を聞きながら森で生活していたのではなかったか、という古代の記憶のようなものが刺激されるのだ。

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エコパークの鳥たち

18:00、ピースボートスタッフの戸田氏、磯辺氏と「波へい」で会食。そこに森達也さんも乱入(!? )してきて楽しいひとときだった。

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ピースボートスタッフの戸田氏、磯部氏、そして森達也さんと

船上からストロベリームーンが美しく見えた。

船内写真展〜ピースボート乗船記

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船内あるある川柳・写真展

2019年4月20日から8月1日まで、横浜港を出港し世界一周して戻ってくる「第101回ピースボート」に乗船しています。その日々の記録を残していきます。

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2019年6月16日(日)、日の出05:44、日の入18:32 13°53′N 077°54′W 28℃ カリブ海

10:00から8階の公共スペースで「船内あるある川柳・写真展」が開催。先日、応募しておいた私の写真も展示されていた。モロッコの市場で買った薔薇を船室の窓辺に飾った写真だ。単純にうれしい。川柳はいろいろと笑えるいい作品が揃っていた。

同じく8階の通路で水彩画教室の作品が展示されている。みなさんお見事である。なかでもやはり講師の星野敬子先生の作品は素晴らしい。私にもこういう絵が描けたら、という気になるが美術の成績はさんざんだったのでダメな気がする。

12:40、スペイン語講座へ。今回はレストランでの会話について。

16:00、森達也さんの「メディアと生きる僕ら」という講座へ。メディア・リテラシーについて考えるものだったが、メディア・リテラシーという言葉を聞いたことがある人、という森さんの問いかけに、手を挙げた人が少ないことに驚いてしまった。

森さんの紹介してくださったニーチェの「事実はない、あるのは解釈だけだ」という言葉に深くうなずく。

パナマ運河について学ぶ〜ピースボート乗船記

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パナマ運河の運行方式についてのスライド

2019年4月20日から8月1日まで、横浜港を出港し世界一周して戻ってくる「第101回ピースボート」に乗船しています。その日々の記録を残していきます。

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2019年6月15日(土)、日の出05:40、日の入18:47 17°10′N 079°14′W 29℃ カリブ海

10:15、「航路と航海の雑学」に参加。今回はこれから通過するパナマ運河と世界の海流について。現在はPANAMAXと呼ばれるパナマ運河を航行するサイズよりもっと大きな船が通れる運河ができているとのこと。

11:30、「わくわく寄港地 カルタヘナ編」に参加。南米コロンビア最大の観光地といわれるカルタヘナの歴史や見どころ、食べ物、お土産などについてざっと勉強する。城壁に囲まれたカルタヘナの旧市街は世界遺産。築かれた街並みはスペインの富によるもので、昔のスペインの力がいかに強大だったかを物語っている。

14:00、全員参加の避難訓練。船では月に1回程度、避難訓練が行われる。

17:00、リドデッキで好物のタコライスを食べて部屋にいると、女声コーラスの講師である田野妙子先生から電話がかかってくる。昨日、彼女の誕生日だったので今日は4階のリージェンシーでバースデーパーティーを行っているとのこと。慌てて参加して、通常のメニューに加えワインをごちそうしていただいた。皆でハッピーバースデーを歌いケーキをいただく。先生からはラテン語の「アヴェ・マリア」の独唱が披露された。素晴らしい歌声だった。

ジャマイカ2日目〜ピースボート乗船記

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ネグリルのビーチとRed Stripe

2019年4月20日から8月1日まで、横浜港を出港し世界一周して戻ってくる「第101回ピースボート」に乗船しています。その日々の記録を残していきます。

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2019年6月14日(金)、日の出05:35、日の入18:49 18°28′N 077°56′W 30℃ ジャマイカ・モンテゴベイ

昨日は通じていたグローバルWi-Fiに「Code7」というエラーが出て通じない。ネットが繋がらないわけなので、調べようもない。まあ、いいか、と思っていたところ、すべての人が通じなくなっていたようで、朝からレセプションでちょっとした騒ぎになっていたとのこと。

昨日「ドクターズ・ケーブ・ビーチ」を往復してくれたドライバーのマイケルが、今日はジャマイカ西端の「ネグリル」というビーチに連れていってくれることになっている。ネグリルはセブンマイル・ビーチと呼ばれ、有名なのだそうだ。

9:00に総勢13名で出発。Hopewell、Sandy Bay、Luceaといったジャマイカの小さな町々を抜けてハイエースが走る。どの町にも中心部があり、人々の暮らしがあることが見て取れる。1時間半後にネグリルに到着。

TREE HOUSE RESORTというホテルのビーチに連れてきてくれたようだ。入場料は5米ドル。トニーモンタナという名の男性がビーチチェア、パラソルなどを立てて面倒を見てくれることになった。

ビーチはなるほど、昨日よりより砂は白く、見渡す限りの左右に続き、海は青い。今日は私も水着で来ているのでさっそく海に入ってみた。遠浅なので沖までどんどん海の中を歩いてゆく。海水は生ぬるく、気持ちよく身体を包んでくれる。

ここでもバケツ入りのビールRed Stripe6本を購入したが、15米ドルだった。昨日は30米ドルだったのだ。しかも瓶入りで、よく冷えていて美味である。

ビーチのバーでジャマイカ産のAppleton Rumを使ったカクテルをいただきつつ4人でランチ。ジャークチキンプレートと、ジャマイカ産の木の実を使った炒め物のプレートをシェアした。料理が出てくるまでにかなり時間がかかった。

14:00、朝からトニーモンタナに予告されていたように、にわかに空がかき曇り、雨が降り出した。マイケルの車に乗り込んで、崖から海に飛び込めることで有名なRick’s Caféに行ってみるが、土砂降りでふだんは鈴なりだという観光客もいない。崖を見物しただけであきらめて、モンテゴベイに戻ることにする。

16:00頃帰着。船の周りも雨が降っている。キャビンから虹が見えた。グローバルWi-Fiに関する説明の紙が届いており、ジャマイカは予定外の寄港だったため、今回の契約外だったとのこと。しかし昨日は通じていたのだけれど…という細かいことは言いっこなしでいこう、なにしろここはジャマイカなのだから。

19:00、8階のリドデッキで反省会と称し、今回ネグリルに出かけた中で同い年の3人で集まってビールを飲んだ。同世代は話が通じやすくていい。

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この日のご一行様




ジャマイカ1日目〜ピースボート乗船記

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ドクターズ・ケーブ・ビーチ

2019年4月20日から8月1日まで、横浜港を出港し世界一周して戻ってくる「第101回ピースボート」に乗船しています。その日々の記録を残していきます。

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2019年6月13日(木)、日の出05:35、日の入18:48 ジャマイカ・モンテゴベイ

07:00、ジャマイカ・モンテゴベイに着岸。港にはヨットハーバーも併設され、なかなか美しいところだ。ここから中心地までは約4.5km。歩いていくという猛者もいるが、6名で「ドクターズ・ケーブ・ビーチ」へタクシーで行くことにした。1人各7米ドル。

ジャマイカのタクシーに乗るときは、赤いナンバープレートで「JTB(Jamaican Tourist Bureau)」と書いた公式なタクシーに乗るようにという案内があった。タクシーは乗り合いで、ドライバーはできるだけ車に人をぎゅうぎゅう詰めで乗せようとする。

「ドクターズ・ケーブ・ビーチ」へは約10分で到着。マイケルというドライバーが時間を言ってくれれば迎えにくるよというので、14時に来てもらうことにする。

「ドクターズ・ケーブ・ビーチ」は街の中心部にほど近いビーチで、よく整備されている。入場料6米ドル。噂に違わぬ美しさだ。白い砂、透明な海。これがカリブ海! この旅で初めてのビーチにワクワクする。毎日、海を見ていてもビーチに来るとやはり気分が盛り上がる。

一角に陣取り、交代で海に入る。私は水着で来なかったので、主に皆の荷物番をする。いつも、泳がなくていいの、と聞かれるが、海の傍らにのんびり座って雰囲気を楽しむのが好きなのだ。

そのうち続々とピースボートピープルが現れ、さらにオプショナルツアーの人々もここにやってきて、ビーチはさながら「ピースボート・ビーチ」。まあ、1100名も乗せた船が来ていちどきに人を放つので、どの寄港地に行っても起こる現象ではあるのだけれど。

ひとしきり遊んだあと、ビーチ中央付近のバーでジャマイカン・ビールを飲むことにする。6本売りという単位があるらしく、氷を詰めたバケツに入って出てくる。30米ドル。後でわかったのだが、これはけっこう高い価格だった。

ジャマイカといえばジャーク・チキン(辛味ソースにつけ込んだチキン)だと聞いていたので、ジャーク・チキンとソーセージなどが載ったプレートをランチとして6人で食べた。35米ドル。これはなかなかの美味で、ジャーク・ソースのファンになってしまった。

13:00、いったんビーチの外に出てグローセスター通り(ヒップ・ストリップ)の土産物屋をひやかして歩くことにする。船の上では夜に急遽、ジャマイカのレゲエミュージシャンが来てライブを行ってくれることになったので、その時の気分を高めるためにラスタ・カラーのストールを1枚(12米ドル)と、房状のピアス(5米ドル)を買った。ストールを買った店で「ブレイドをするか(髪を編むこと)」と聞かれたので2房、お願いすると、編み込みではなくただの三つ編みをされてしまったのでちょっと失敗だったが、まあ、これも旅の醍醐味。チップも要求されて3米ドル。

14:00、マイケルが迎えに来る。1人米10ドルで、少し市内に遠回りしてくれるというのでお願いする。モンテゴベイの中心地は子どもたちの下校時間に当たったこともあり、人であふれかえっていた。小さな地元人向けの商店が所狭しと並び、こんなところを外国人がぶらぶら歩いていたらそれは危険だろうと思わせる雰囲気をたっぷりとたたえている。なんてったって、ジャマイカは銃社会なのだ。

船に戻って少し休息を取る。

20:00、モンテゴベイで人気のミュージシャンだという「JAM VIBEZ BAND」のライブが船の8階後方デッキで開催された。踊り狂う若者たち、座ってウトウトする老人たち。ミュージシャンたちから見たらさぞかし不思議な観客だったことだろう。

ライブは22:00まで開催予定だったが、疲れて飽きてしまい、20:40には部屋に退散した。

この日はよく眠れた。

カリブ海という響き〜ピースボート乗船記

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カリブ海

2019年4月20日から8月1日まで、横浜港を出港し世界一周して戻ってくる「第101回ピースボート」に乗船しています。その日々の記録を残していきます。

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2019年6月12日(水)、日の出05:11、日の入18:37 26°25′N 072°34′W 27℃ カリブ海

カリブ海という響きはなんとなく、いい。海は青い。

10:15、「緊急企画3 わくわく寄港地〜モンテゴベイ編」に参加。ジャマイカではガンジャ(大麻)の所持・使用が数年前の法の改正によりそれまでの厳罰から軽微な罰となったことで、ますますはびこっているという事実も紹介される。観光客に売りつけてくるだけでなく、知らぬ間にこちらのバッグに入れておいて、警官を装い金をだまし取るといった犯罪もあるそうだ。自由行動の人は複数人で行動するよう注意喚起された。

13:40、女声合唱の練習。今日は会場がピアノのある「ブロードウェイ」ではなく「バイーア」なので、パートごとの音取りの練習。毎回、まったく楽譜と違う音が混じっているのが聞こえるが…。

15:30、たまたま空き時間のあった「ブロードウェイ」にて女声合唱のアルトパートの練習。

16:15、「緊急企画4 レゲエの神様ボブ・マーリー〜世界を変えるために歌ったレゲエ」に参加。ボブの歌はメッセージ性が非常に強く、彼は自分をミュージシャンではなく革命家だと言っていたことなどが紹介される。私のiTunesにもボブ・マーリーが1枚、入っているが、メッセージを深く考えて聞いたことはなかったかもしれない。

夕刻『ダ・ヴィンチ・コード』を読了。がっちり伏線が張られしっかり回収されていく物語で、事実を元にしたよくできた小説なのだということがわかった。とはいっても、「聖杯」をめぐる数々の事実には驚愕せざるを得なかったし、興味も湧いた。次回、この物語に出てきた絵画を見たり教会や寺院を訪れる時は違う視点で見ることになると思う。

明日はジャマイカ。

『ドキュメンタリーは嘘をつく』〜ピースボート乗船記

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カリブ海

2019年4月20日から8月1日まで、横浜港を出港し世界一周して戻ってくる「第101回ピースボート」に乗船しています。その日々の記録を残していきます。

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2019年6月11日(火)、日の出05:53、日の入19:40 26°25′N 072°34′W 27℃ 大西洋

昨日、船内をあまり出歩かず本を読んで寝てしまったので寝すぎて疲れている。何もしたいことがないのもかなりつらい。こういう自分の性分がわかっただけでも価値ある時間なのだと思うことにする。

11:00、「緊急企画1 スタッフが語るジャマイカの魅力」というイベントに参加。今回、ジャマイカは寄港予定ではなかったのでほとんどの人が情報を持ち合わせない。思った通り、会場はあふれるほどの満席だった。ひとまず、治安は悪いということ、ビーチはある程度安全だということ、レッドストライプという地ビールがあること、ジャークチキンが名物であることがわかる。そしてもちろんボブ・マーリー。

今回、ジャマイカに寄港することがわかって「ボブ・マーリーだね」と言ったところ「それ何ですか?」と聞かれたことも思い出す。そんなものなのかもしれない。自分の常識は人の常識ではないということ。

11:40からは女声合唱の練習。

13:00から、今回の乗船で楽しみにしていた映画監督・作家の森達也氏の『ドキュメンタリーは嘘をつく』上映&トーク。これが抜群におもしろかった。もともとドキュメンタリーには興味があるうえ、自分もメディア業界の末席で仕事をしてきたからだろうか。

『ドキュメンタリーは嘘をつく』の中でドキュメンタリー作品を撮っている監督たちへのインタビューがあるのだが、皆、一様に「ドキュメンタリーは事実ではない」という。事実を素材にした「作品」なのだと。また、「事実」はひとつだが「真実」は人の数だけあるということも。納得できる。

講座の後、森氏の書籍を2冊枚求めてサインもいただいた。

真ん中発表会〜ピースボート乗船記

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カリブ海の夕焼け

2019年4月20日から8月1日まで、横浜港を出港し世界一周して戻ってくる「第101回ピースボート」に乗船しています。その日々の記録を残していきます。

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2019年6月10日(月)、日の出05:34、日の入19:49 32°33′N 071°25′W 25℃ 大西洋

航海もちょうど折り返し地点。このところ天気が悪かったがだんだん回復してきた。気温も上がってきた。南に向かっているのだと実感する。

昨日たっぷり休んだので今日はすっかり体力も回復。船内は「真ん中発表会」の日で人々が浮き足立っている。「真ん中発表会」とは、各カルチャースクールなどのこれまでの成果を発表する機会である。学芸会のようなものか。

あまり興味がないので(申し訳ない)、部屋で本を読むことにする。図書コーナーで『ブラックボックス』(伊藤詩織)を見つけた。この方のことは報道された以上のことを知らないが、読む限りではとても真面目な努力家であるということがよくわかった。事件の詳しい経緯もわかった。が、帯にある「レイプ被害にあったジャーナリストが世に問う、報と捜査、社会の現状」というには個人の体験の域を出ていないように感じてしまった。

続けて『ダ・ヴィンチ・コード』(ダン・ブラウン)を読み始める。映画も見ていないのでよい機会だ。舞台は初め、ルーブル美術館の内部の描写から始まるが、読み進めていくうちに「この小説における芸術作品、建築物、文書、秘密儀式に関する記述は、すべて事実に基づいている」という冒頭の文章を読んで背筋に冷たいものが走った。

早めに寝てしまう。

船上で福岡熊本県人会〜ピースボート乗船記

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カリブ海

2019年4月20日から8月1日まで、横浜港を出港し世界一周して戻ってくる「第101回ピースボート」に乗船しています。その日々の記録を残していきます。

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2019年6月9日(日)、日の出05:24、日の入20:02 38°09′N 071°57′W 24℃ 大西洋

Apple Watchによると昨日はニューヨークで2万2671歩歩いたようだ。ふだんの健康的な生活の実に4倍に当たる。年齢的に、一晩寝てもその疲れが取れるわけもなく、今日は1日ぐったりしていた。

うとうとしながらさまざまな夢を見る。

18:00、「バイーア」にて行われた「福岡熊本県人会」に参加。1000円とわずかな金額の参加費にかかわらずお酒も食べ物もたっぷり準備されており、発起人のかたがその費用をもってくださったことを知る。「出発するときにたっぷり餞別をもらってきたのでこれくらいの費用は出るんです」とおっしゃる。ありがたくそのご厚意を受けることにする。

総勢35名。みんな方言を使わないのは物足りないが(笑)、同じ九州人として楽しく飲んで食べておしゃべりをした。「バイーア」ではカラオケもできるので、女性たち大勢で「赤いスイートピー」を歌ったのがとても楽しかった。

もう、人生において故郷の熊本より東京で過ごした日々のほうが長くなったが、故郷というのはあらゆる力をもって私をつなぎ止めようとしてくるのだなと思う。

80歳を越えてなお元気な両親のいる実家とはつかず離れずのつきあいをしているが(あっさりしているほうかもしれない)、今回、猫2匹を預けたことでまたやりとりが復活した。一人娘なうえ、夫もおらず子どもも産まなかった私の預けた猫たちを、両親は孫のように思って世話してくれているらしい。ありがたいことだと思う。

 

ニューヨーク2日目〜ピースボート乗船記

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ブルックリン側から見たマンハッタン

2019年4月20日から8月1日まで、横浜港を出港し世界一周して戻ってくる「第101回ピースボート」に乗船しています。その日々の記録を残していきます。

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2019年6月8日(土)、日の出05:24、日の入20:25 ニューヨーク

10:00、船を出発。今日は1日、ブルックリンで過ごすと決めている。

メトロを乗り継ぎ、Lラインに乗ってウィリアムズバーグへ。20年前にこのLラインに乗るときはまだ「ブルックリンに行くときは気をつけるように」と言われてドキドキしたものだったが、今ではこのあたり一帯は一大おしゃれエリアになっているのだから、時代は移り変わるものだ。

土曜日なので、目指すはイースト・リバー・ステート・パークで開かれている「Smorgasburg」。夏になるとブルックリンで開かれている食べ物の屋台村ともいうべきイベントで、2014年に一度行ったことがある。目当ては名物「ラーメンバーガー」。バンズがラーメンでできている。小さめだが、なかなかボリュームがあって美味なB級グルメだ。

特定の区切られたエリアでしかアルコールが飲めないので、ピンクの「カクタスレモネード」なるドリンクを買ってみる。検索してみると、インスタ映えすると人気のドリンクなのだそうだ。ラーメンバーガーとともに、公園の芝生に座って堪能。

もちろんそれだけでおなかいっぱいにはならないので、次は生牡蠣を3ピース。牡蠣にはアルコールでしょう、と、区切られたエリアに持ち込み、IPAを1杯。至福である。

気になるものを見つけた。「ジャパニーズスタイル」と名付けられた焼きトウモロコシ。焼いたトウモロコシの上にマヨネーズとパプリカをかけてある。何をもってしてジャパニーズスタイルなのか? と思いつつも気になって食べてみた。なかなかおいしかったと白状しておこう。

会場のイースト・リバー・ステート・パークはその名の通り、イースト・リバーに面しており、マンハッタンが望める絶好の場所だ。腰を下ろして川とマンハッタンを眺めながら風に吹かれ、心静まるひとときを過ごす。

おなかを満たしたらウィリアムズバーグをパトロール。ニューヨークに来たら必ずTシャツを買いだめしているBROOKLYN INDUSTRIESで今回もTシャツを買い、最近東京にも上陸したというBrooklyn Breweryではサマーエールを飲む。BROOKLYN WINERYが貸し切りで入れなかったのは残念だった。

そうやっているうちに17:00になった。帰船リミットは20:30。それまでにマンハッタン側に戻り、夕食を食べたい。なかなか来ないLラインを待って船の近くまで戻り、レストラン「Marshal」を目指したが満席で入れず。これは痛手だった。

船の近く一帯の「Restaurant row」で店を探すも、土曜日だからかどこもあふれかえるほどの人で満席。なんとか見つけたブラジル料理の「Samba」という店でフェイジョアーダをいただいて、20:00に帰船。

23:00、出航。キラキラ光るマンハッタンが遠ざかってゆく。やっぱり私はこの街が好きだ。